止め処なく
いろいろの物が
一斉に押し寄せて、
しかもそれは
外からでは無くて、
もうどうやって留まれば
よいのかも、
ざらざらした粒状に分解されながら
流れ出るように
こぼれ落ちるように、
その衝動があまりに
止め処なく、
ただ戦きながら
立ち竦むしかなくて。
もろもろと
足下から
沈み込むような
異様で
現実感のない
幻覚に
襲われる。