tabibito9tabitoのブログ

旅人のタビトによるエッセイ

知らぬ間に眠れやしないかと


    どうしても苦しい日がある。


胸の中がざわざして、
息を吸い込むと
悪い物ばかりが膨らむような。

いったい
どれが苦しいのか、

いったい
いつが苦しいのか。


分からないままに

ただ

耐えるしか無く、



そうっと気配を消しているしか
やり過ごし様のないような。


あの時
あれを
ああやっておけば…
          と


少しでも焦点が当たるのを
      何とか避けながら、
         静かに固まっているしかない。


意味も無く外の気配に集中して
          何か通りでもしないかと。



      そうやっているうちに

         知らぬ間に


       眠れやしないかと。